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ストレスと標本の考え方 45
- 2008.08.01 Friday
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- 12:59
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- by Dr.市川
標本(ひょうほん){症状は標(ひょう)、病因は本(ほん)}
標本を知るものは万挙して万当す(百発百中)
標本を知らざるを是れ妄行(もうこう)と為す
これは素問標本病伝論(約2千年前の漢方の古典)にのっている言葉です。
病気の治療には原因を見つけて治療をしないと、症状ばかりを追いかけても治るときもあれば、治らないときもあるということです。
その原因と症状を見きわめて治療すれば百発百中といっています。そうでないときは、数(かず)打ちゃ当たるみたいで、心もとないということを言っています。
リラックスし過ぎの副交感神経優位の状態では、甘いもののとりすぎ、運動不足などを解消するようにします。
逆に働き過ぎ、心の悩みなどからくる交感神経緊張によるものの例をあげてみましょう。1)過剰労働、立ち仕事 2)心の悩み、迷い 3)薬の飲み過ぎ(消炎鎮痛剤などの長期服用) 4)睡眠不足 5)からだを冷やす(冷房、飲み物など) 6)怒り 7)脱水 8)肉食、野菜不足の食事、9)借金のトラブルなどがあります。病気としては高血圧症、糖尿病、ガン、膠原病(女性の場合)、痔疾、歯周病、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、腰痛、不眠症などが出ます。交感神経緊張に長時間さらされた人は、白血球のうち顆粒球増多及びリンパ球が減少し免疫が低下します。また、血流障害によって多くの病気に陥ります。
次に心の悩みを見てみましょう。
苦悩はからだの無理と同じくらいに、時にはそれ以上に交感神経緊張をつくります。悩む人は顔色が悪いし、肌のツヤが失われます。漢方では気は皮毛に影響があるといいます。つらい思いをして長時間労働をすることはストレスの極限だといわれています。ストレスをつくらない生き方の本体は働きすぎを止めることと心の悩みから開放されることの二つだといわれています。
負の感情{怒り、恨(うら)み、ねたみなど}を持ち続けることは交感神経緊張を自ら背負い込む生き方となるので避けるようにします。
ストレスでビタミン類やミネラルの消耗が起こります。
食生活を見直すのも必要ですが、いったん症状が出てしまうとビタミン類・ミネラル類は効率よく、製品化されたもので補うより仕方がありません。
暑い夏です。お互いに疲れすぎないようにしましょう。
標本を知るものは万挙して万当す(百発百中)
標本を知らざるを是れ妄行(もうこう)と為す
これは素問標本病伝論(約2千年前の漢方の古典)にのっている言葉です。
病気の治療には原因を見つけて治療をしないと、症状ばかりを追いかけても治るときもあれば、治らないときもあるということです。
その原因と症状を見きわめて治療すれば百発百中といっています。そうでないときは、数(かず)打ちゃ当たるみたいで、心もとないということを言っています。
リラックスし過ぎの副交感神経優位の状態では、甘いもののとりすぎ、運動不足などを解消するようにします。
逆に働き過ぎ、心の悩みなどからくる交感神経緊張によるものの例をあげてみましょう。1)過剰労働、立ち仕事 2)心の悩み、迷い 3)薬の飲み過ぎ(消炎鎮痛剤などの長期服用) 4)睡眠不足 5)からだを冷やす(冷房、飲み物など) 6)怒り 7)脱水 8)肉食、野菜不足の食事、9)借金のトラブルなどがあります。病気としては高血圧症、糖尿病、ガン、膠原病(女性の場合)、痔疾、歯周病、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、腰痛、不眠症などが出ます。交感神経緊張に長時間さらされた人は、白血球のうち顆粒球増多及びリンパ球が減少し免疫が低下します。また、血流障害によって多くの病気に陥ります。
次に心の悩みを見てみましょう。
苦悩はからだの無理と同じくらいに、時にはそれ以上に交感神経緊張をつくります。悩む人は顔色が悪いし、肌のツヤが失われます。漢方では気は皮毛に影響があるといいます。つらい思いをして長時間労働をすることはストレスの極限だといわれています。ストレスをつくらない生き方の本体は働きすぎを止めることと心の悩みから開放されることの二つだといわれています。
負の感情{怒り、恨(うら)み、ねたみなど}を持ち続けることは交感神経緊張を自ら背負い込む生き方となるので避けるようにします。
ストレスでビタミン類やミネラルの消耗が起こります。
食生活を見直すのも必要ですが、いったん症状が出てしまうとビタミン類・ミネラル類は効率よく、製品化されたもので補うより仕方がありません。
暑い夏です。お互いに疲れすぎないようにしましょう。
ストレスと血流障害についてのサプリメントの予備知識 44
- 2008.07.31 Thursday
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- 10:07
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- by Dr.市川
身体的ストレスと精神系ストレスを受けると血流障害を生じます。この血流障害を直接引き起こすのは自律神経系と内分泌系の働きによります。自律神経系は交感神経と副交感神経とからなりたっています。
交感神経の緊張を別の面からみてみましょう。
交感神経がストレスにより緊張すると血管を収縮させ、血流を低下させます。反対にリラックス過剰の時、いいかえますと副交感神経優位が長く持続した場合にも健康が害されることもあります。このとき、皮膚は赤みがうすく、白っぽくなり、つやが失われます。これは血圧低下により十分な血流が得られなくなり、循環障害が生じた結果です。
内分泌系に関して以前に触れましたように、ストレスで副腎皮質ホルモンの分泌を刺激し、長く続くと免疫が低下します。これは白血球のうちリンパ球という成分が普通より減少することによります。
一方、血流障害は交感神経緊張でも副交感神経優位でも起こり、低体温をきたします。ふつう、日中の活動時に腋窩(えきか)温で36.0℃以上ですが、血流障害の人は36℃前後かそれ以下となります。このとき低体温がどちらの自律神経側への偏(かたよ)りであるかを把握して、それに対応した対策をとります。余分なストレスで体のミネラルやビタミンの変動を来たします。
その解決法の一端を次回に述べてみます。
交感神経の緊張を別の面からみてみましょう。
交感神経がストレスにより緊張すると血管を収縮させ、血流を低下させます。反対にリラックス過剰の時、いいかえますと副交感神経優位が長く持続した場合にも健康が害されることもあります。このとき、皮膚は赤みがうすく、白っぽくなり、つやが失われます。これは血圧低下により十分な血流が得られなくなり、循環障害が生じた結果です。
内分泌系に関して以前に触れましたように、ストレスで副腎皮質ホルモンの分泌を刺激し、長く続くと免疫が低下します。これは白血球のうちリンパ球という成分が普通より減少することによります。
一方、血流障害は交感神経緊張でも副交感神経優位でも起こり、低体温をきたします。ふつう、日中の活動時に腋窩(えきか)温で36.0℃以上ですが、血流障害の人は36℃前後かそれ以下となります。このとき低体温がどちらの自律神経側への偏(かたよ)りであるかを把握して、それに対応した対策をとります。余分なストレスで体のミネラルやビタミンの変動を来たします。
その解決法の一端を次回に述べてみます。
ホルモンの過不足によっておこる病態の一例について 43
- 2008.06.07 Saturday
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- 10:42
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- by Dr.市川
これから夏本番に向かいます。
みなさんがよく感じる疲労感についてみてみましょう。
疲れやすい、倦怠感、無気力などを訴えると、ライフスタイルの無茶(休息・睡眠の不足・過度のストレス、食事の不摂生など)をまず考えます。それが急性か慢性に持続しているかを考慮に入れます。
貧血をみれば、その原因をさがします。単純な鉄欠乏によるものから、悪性疾患までを視野に入れます。いろいろと考えてはっきりした原因がつかめない人には、まず、甲状腺の疾患などホルモン関係の病気を検索します。たとえば甲状腺機能低下症では頻度は少ないですが甲状腺ホルモンをチェックしておきます。もし、甲状腺機能低下症だと治療により劇的に改善します。
医者は内分泌疾患を頭の片すみに入れていつも診察するようにしています。徐脈の有無、低血圧、便秘、下痢などふだんよく見られるものでも極めてまれですが甲状腺機能低下症が存在することを念頭におきます。
また、同じ無気力、倦怠の疲労感でも不定愁訴にみられるものは朝に調子が悪く、午後から夕方にかけて回復しやすいことも参考にします。
みなさんがよく感じる疲労感についてみてみましょう。
疲れやすい、倦怠感、無気力などを訴えると、ライフスタイルの無茶(休息・睡眠の不足・過度のストレス、食事の不摂生など)をまず考えます。それが急性か慢性に持続しているかを考慮に入れます。
貧血をみれば、その原因をさがします。単純な鉄欠乏によるものから、悪性疾患までを視野に入れます。いろいろと考えてはっきりした原因がつかめない人には、まず、甲状腺の疾患などホルモン関係の病気を検索します。たとえば甲状腺機能低下症では頻度は少ないですが甲状腺ホルモンをチェックしておきます。もし、甲状腺機能低下症だと治療により劇的に改善します。
医者は内分泌疾患を頭の片すみに入れていつも診察するようにしています。徐脈の有無、低血圧、便秘、下痢などふだんよく見られるものでも極めてまれですが甲状腺機能低下症が存在することを念頭におきます。
また、同じ無気力、倦怠の疲労感でも不定愁訴にみられるものは朝に調子が悪く、午後から夕方にかけて回復しやすいことも参考にします。
からだの変調のメカニズム(サプリメントの理解のために)42
- 2008.04.08 Tuesday
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- 18:22
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- by Dr.市川
からだの変調のメカニズム(サプリメントの理解のために)42
今年も早や4分の1が過ぎ去りました。
暦の上では、春本番です。桜前線が北上してきます。花粉症が今年は殊のほか強いようです。
また、今年の特徴として、これまでに見られなかった人が突如発症という方もかなり見受けられます。昨年の気温による杉の成育の状況、以前に植林していた杉の成長の影響も考えられます。
これに加えて、私たちの生活習慣も発症に影響を与えているようです。ことに、栄養のバランス、夜型生活への移行(疲れがとれない)、テレビ、パソコン及び携帯電話などの機能の多様化、これらはとりもなおさず眼や神経の酷使など、その他多々ある原因により強いストレスにさらされ、免疫力の低下を余儀なくされています。
また、季節の変わり目やストレスの状況下では体の代謝は著しく亢進し、ミネラル・ビタミン類の消耗が加速されます。私たちのからだは、それに対して適応したり、変調をきたしたりします。
さらに、ホルモンについてもう少しみてみましょう。
私たちの体のホルモン分泌も大きな影響が生じます。ホルモンは生体の調節に必要な情報伝達物と考えられています。つまり、最近ではホルモンの測定が容易になり、新しい事柄がどんどん発見されています。ホルモンは、血液を介して運ばれるだけでなく、神経伝達物質でもあり、局所ホルモンとしての作用もあり、さらに免疫系にも働いています。全身から分泌されるホルモンはたくさんあり、内分泌臓器といわれています。
内分泌臓器は現在のところでは次のようになっています。視床下部(7種)、下垂体前葉(5種)、下垂体後葉(2種)、甲状腺(3種)、副甲状腺(1種)、心臓・血管(4種)、消化管(2種)、副腎皮質(3種)、副腎髄質(2種)、膵臓(3種)、腎臓(2種)、脂肪(1種)、肝臓(2種)、卵巣(3種)、精巣(2種)
ホルモンの分泌は一定に保たれ、常に必要量のホルモンが分泌されるように調節されています。この生体の内部環境の恒常性を保つ仕組みをホメオスターシス(生体の恒常性の維持)とよびます。
私たちにはホルモンの作用が不足あるいは過剰にならないようにコントロールする機能が存在します。バランスよくコントロールしておきたいものです。
次回は一例をあげて考えてみましょう。
今年も早や4分の1が過ぎ去りました。
暦の上では、春本番です。桜前線が北上してきます。花粉症が今年は殊のほか強いようです。
また、今年の特徴として、これまでに見られなかった人が突如発症という方もかなり見受けられます。昨年の気温による杉の成育の状況、以前に植林していた杉の成長の影響も考えられます。
これに加えて、私たちの生活習慣も発症に影響を与えているようです。ことに、栄養のバランス、夜型生活への移行(疲れがとれない)、テレビ、パソコン及び携帯電話などの機能の多様化、これらはとりもなおさず眼や神経の酷使など、その他多々ある原因により強いストレスにさらされ、免疫力の低下を余儀なくされています。
また、季節の変わり目やストレスの状況下では体の代謝は著しく亢進し、ミネラル・ビタミン類の消耗が加速されます。私たちのからだは、それに対して適応したり、変調をきたしたりします。
さらに、ホルモンについてもう少しみてみましょう。
私たちの体のホルモン分泌も大きな影響が生じます。ホルモンは生体の調節に必要な情報伝達物と考えられています。つまり、最近ではホルモンの測定が容易になり、新しい事柄がどんどん発見されています。ホルモンは、血液を介して運ばれるだけでなく、神経伝達物質でもあり、局所ホルモンとしての作用もあり、さらに免疫系にも働いています。全身から分泌されるホルモンはたくさんあり、内分泌臓器といわれています。
内分泌臓器は現在のところでは次のようになっています。視床下部(7種)、下垂体前葉(5種)、下垂体後葉(2種)、甲状腺(3種)、副甲状腺(1種)、心臓・血管(4種)、消化管(2種)、副腎皮質(3種)、副腎髄質(2種)、膵臓(3種)、腎臓(2種)、脂肪(1種)、肝臓(2種)、卵巣(3種)、精巣(2種)
ホルモンの分泌は一定に保たれ、常に必要量のホルモンが分泌されるように調節されています。この生体の内部環境の恒常性を保つ仕組みをホメオスターシス(生体の恒常性の維持)とよびます。
私たちにはホルモンの作用が不足あるいは過剰にならないようにコントロールする機能が存在します。バランスよくコントロールしておきたいものです。
次回は一例をあげて考えてみましょう。
からだの変調とメカニズム(サプリメントの理解のために)41
- 2008.03.04 Tuesday
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- 18:08
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- by Dr.市川
からだの変調のメカニズム(サプリメントの理解のために)41
視床下部は自律神経だけでなく、ホルモンの分泌によってもからだの働きを調整します。私たちが刺激(ストレス)から、からだを守る働きとして「副腎皮質ホルモン放出因子」というホルモンが視床下部から分泌されます。さらに、視床下部の下にある脳下垂体より分泌された副腎皮質ホルモンを介して、腎臓のすぐ上にある「副腎皮質」という部分を刺激して、コルチゾールというホルモンの分泌を促します。
このコルチゾールは代謝活動(ホルモンの合成や分解など)や免疫系を活性化させ、からだをストレスから守ります。つまり、視床下部の働きで自律神経のスイッチが切りかわると同時に内分泌系や免疫系も作動し、その時々に適した状態に、からだを適応させます。しかし、長期間ストレスにさらされ続けると、交感神経ばかりが優位に働き、その結果、副腎皮質ホルモン放出因子が分泌され続けることになります。すると、からだのなかで起こっている生理的な反応が一方通行になり、「天秤(てんびん)」のように相互的な作用でバランスを保っていたからだは、そのバランスを崩し、さまざまな病気を引き起こすことになります。
これがストレスに侵された心が、からだの変調を生むメカニズムとなるのです。この事柄は大切なことです。
次回はからだの変調とサプリメントの動員について見てみましょう。
視床下部は自律神経だけでなく、ホルモンの分泌によってもからだの働きを調整します。私たちが刺激(ストレス)から、からだを守る働きとして「副腎皮質ホルモン放出因子」というホルモンが視床下部から分泌されます。さらに、視床下部の下にある脳下垂体より分泌された副腎皮質ホルモンを介して、腎臓のすぐ上にある「副腎皮質」という部分を刺激して、コルチゾールというホルモンの分泌を促します。
このコルチゾールは代謝活動(ホルモンの合成や分解など)や免疫系を活性化させ、からだをストレスから守ります。つまり、視床下部の働きで自律神経のスイッチが切りかわると同時に内分泌系や免疫系も作動し、その時々に適した状態に、からだを適応させます。しかし、長期間ストレスにさらされ続けると、交感神経ばかりが優位に働き、その結果、副腎皮質ホルモン放出因子が分泌され続けることになります。すると、からだのなかで起こっている生理的な反応が一方通行になり、「天秤(てんびん)」のように相互的な作用でバランスを保っていたからだは、そのバランスを崩し、さまざまな病気を引き起こすことになります。
これがストレスに侵された心が、からだの変調を生むメカニズムとなるのです。この事柄は大切なことです。
次回はからだの変調とサプリメントの動員について見てみましょう。
ストレスによる神経系の流れ(サプリメントの理解のために)40
- 2008.02.29 Friday
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- 17:53
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- by Dr.市川
ストレスによる神経系の流れ(サプリメントの理解のために)40
ストレスで私たちのからだに起こる変化を見てましょう。
私たちのからだの健康は自律神経系(交感神経、副交感神経)、内分泌系(ホルモン分泌)
免疫系(外部から侵入する異物から守る)の三つの働きが偏りなく保たれて初めて維持されます。
自律神経失調症という言葉をよく聴かれると思います。では、自律神経についてみてましょう。
自律神経系には交感神経系と副交感神経系とがあります。よくたとえられる例として交感神経系は車で言えばアクセルの役目をはたします。したがって交感神経系が働くとエネルギーは消費されます。反対に身体機能を元に戻す状態にするのが副交感神経です。車にたとえるとブレーキにあたりエネルギーを保存する状態になります。いいかえると明け方の4〜5時頃より日中には交感神経が働き、活動してエネルギーを消費します。一方夜中11時頃より朝の3〜4時にかけ、副交感神経が働いて、体を修繕すると思えば理解しやすいです。これを化学的にみると明け方から日中は栄養物を分解して燃料をつくりだし、動力源として用いて活動します。夜は栄養物を合成して蓄え、また、からだの修復をすると思えば分かりやすいでしょう。
この自律神経系のコントロールタワーは脳の中心部にある視床下部というところにあります。視床下部は外界や体内の環境の変化をキャッチすると、それに適応できる状態にからだを整えるところです。たとえば、暑いときには汗が出て、寒いときには、鳥肌が立つという現象は、体温が一定に保たれるように視床下部が自律神経に命令を出し、交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わるために生ずる現象だといわれています。
次回はホルモン分泌について見てみましょう。
ストレスで私たちのからだに起こる変化を見てましょう。
私たちのからだの健康は自律神経系(交感神経、副交感神経)、内分泌系(ホルモン分泌)
免疫系(外部から侵入する異物から守る)の三つの働きが偏りなく保たれて初めて維持されます。
自律神経失調症という言葉をよく聴かれると思います。では、自律神経についてみてましょう。
自律神経系には交感神経系と副交感神経系とがあります。よくたとえられる例として交感神経系は車で言えばアクセルの役目をはたします。したがって交感神経系が働くとエネルギーは消費されます。反対に身体機能を元に戻す状態にするのが副交感神経です。車にたとえるとブレーキにあたりエネルギーを保存する状態になります。いいかえると明け方の4〜5時頃より日中には交感神経が働き、活動してエネルギーを消費します。一方夜中11時頃より朝の3〜4時にかけ、副交感神経が働いて、体を修繕すると思えば理解しやすいです。これを化学的にみると明け方から日中は栄養物を分解して燃料をつくりだし、動力源として用いて活動します。夜は栄養物を合成して蓄え、また、からだの修復をすると思えば分かりやすいでしょう。
この自律神経系のコントロールタワーは脳の中心部にある視床下部というところにあります。視床下部は外界や体内の環境の変化をキャッチすると、それに適応できる状態にからだを整えるところです。たとえば、暑いときには汗が出て、寒いときには、鳥肌が立つという現象は、体温が一定に保たれるように視床下部が自律神経に命令を出し、交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わるために生ずる現象だといわれています。
次回はホルモン分泌について見てみましょう。
ビタミンとミネラルの必要理由 39
- 2008.01.23 Wednesday
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- 12:55
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- by Dr.市川
一月も早や終わりに近づき、寒さが一段ときびしくなっております。みなさんと、ともども元気に寒い冬を乗り切りましょう。
私たちの体を構成する細胞は蛋白質、脂質、糖質などの分子及び水でできています。人体を構成している元素は約60種類といわれています。このうち酸素、炭素、水素、窒素の4元素が全体の96%で、残りの4%にあたる元素をミネラル(無機質)と呼びます。
ミネラルは骨や歯の構成成分として、また、有機質と結合し、体の組織をつくるうえでなくてはならない栄養素です。またミネラルは体の調節機能に働くなど、体の潤滑油としても重要な役割をはたしています。タンパク質、脂質、糖質を三大栄養素と呼びますが、これらの栄養素が十分に機能するためにはビタミン・ミネラルなどの微量栄養素が不可欠です。
我々が生命を維持するためには、食べたものを体内で必要な物質につくりかえる代謝が必要です。そのとき使うカロリーの消費(代謝)には大きく分けて、新陳代謝(基礎代謝)とエネルギー代謝(運動に使ったり、食事の折に消費する)とがあります。
代謝に必要なのが酵素ですが、酵素はタンパク質からできていて、生体内で化学反応を促進します。この酵素が活性化して、働くために、補酵素としてのビタミンや補因子としてのミネラルを必要とします。これらが不足すると、酵素が本来の役目を果たせず、体内での代謝もうまくいかず、体調がくずれてしまいます。
私たちのからだは「自律神経系」、ホルモン分泌をつかさどる「内分泌系」、外部から侵入する異物から守る「免疫系」この3つのはたらきのバランスが保たれることで健康を維持しています。その健康的なバランスを崩してしまうのがストレスです。
次回はストレスによって神経系の乱れが生じるときに体がどのように対応するのかを見てみましょう。
私たちの体を構成する細胞は蛋白質、脂質、糖質などの分子及び水でできています。人体を構成している元素は約60種類といわれています。このうち酸素、炭素、水素、窒素の4元素が全体の96%で、残りの4%にあたる元素をミネラル(無機質)と呼びます。
ミネラルは骨や歯の構成成分として、また、有機質と結合し、体の組織をつくるうえでなくてはならない栄養素です。またミネラルは体の調節機能に働くなど、体の潤滑油としても重要な役割をはたしています。タンパク質、脂質、糖質を三大栄養素と呼びますが、これらの栄養素が十分に機能するためにはビタミン・ミネラルなどの微量栄養素が不可欠です。
我々が生命を維持するためには、食べたものを体内で必要な物質につくりかえる代謝が必要です。そのとき使うカロリーの消費(代謝)には大きく分けて、新陳代謝(基礎代謝)とエネルギー代謝(運動に使ったり、食事の折に消費する)とがあります。
代謝に必要なのが酵素ですが、酵素はタンパク質からできていて、生体内で化学反応を促進します。この酵素が活性化して、働くために、補酵素としてのビタミンや補因子としてのミネラルを必要とします。これらが不足すると、酵素が本来の役目を果たせず、体内での代謝もうまくいかず、体調がくずれてしまいます。
私たちのからだは「自律神経系」、ホルモン分泌をつかさどる「内分泌系」、外部から侵入する異物から守る「免疫系」この3つのはたらきのバランスが保たれることで健康を維持しています。その健康的なバランスを崩してしまうのがストレスです。
次回はストレスによって神経系の乱れが生じるときに体がどのように対応するのかを見てみましょう。
ビタミンの仲間・ビタミン様作用物質(続) 38
- 2007.11.08 Thursday
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- 15:43
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- by Dr.市川
●(イノシトール)
水溶性のビタミン作用物質です。ビタミンB群の仲間でミオイノシトールともいわれています。ミオとは筋肉のことで、筋肉のなかに多く含まれる成分のため、この様に呼ばれます。脂肪の流れをスムーズにして、肝臓に脂肪がたまらないようにする働きがあります。コレステロールの流れも良くするので、動脈硬化を予防します。また、細胞膜を構成するリン脂質(ホスファチジルイノシトール)の大切な成分です。働きは健康な髪を維持し、抜け毛を防いだり、湿疹を予防したりします。
不足すると抜け毛、湿疹、肥満、LDL増加、成人の慢性疾患などをきたしたりしす。多く含まれる食品には、オレンジ、スイカ、メロン、グレープフルーツ、モモなどがあります。
●PABA(パラアミノ安息香酸)
葉酸を構成する成分の一つで、体の中で葉酸を合成するときには欠かせない物質です。 不足すると疲れやすく、貧血や皮膚が弱くなり、毛髪が抜けやすく、シワが出やすくなります。大量の摂取では不快感や吐き気など出ることがあり、とりすぎには気をつけなければなりません。多く含む食品には、レバー、鶏卵、牛乳、玄米、小麦胚芽などがあります。
●ビタミンB13(オロット酸)
水溶性のビタミン様作用物質です。葉酸やビタミンB12の代謝を助ける働きがあります。肝臓障害を緩和や抗加齢効果があると考えられています。働きや欠乏症についてはまだ研究途上の物質で、所要量も決められていません。多く含まれる食品は根菜類、小麦胚芽、ビール酵母などがあります。
●ビタミンB15(パンガミン酸)
水溶性のビタミン様作用物質です。ビタミンEに似た抗酸化作用があり、ビタミンAやEといっしょにとると効果的といわれています。細胞の寿命を延長したり、肝臓の機能を高めて、解毒作用を高めたり、肝硬変の予防、疲労回復、免疫能力の向上などの働きが期待されます。
不足すると肝機能低下、免疫力の低下などがあります。多く含まれる食品には無精白の穀類、かぼちゃの種、ごま、ビール酵母などがあります。
次回はこれまでのおさらいとして、なぜミネラルとビタミン類が必要かを考えてみましょう。
水溶性のビタミン作用物質です。ビタミンB群の仲間でミオイノシトールともいわれています。ミオとは筋肉のことで、筋肉のなかに多く含まれる成分のため、この様に呼ばれます。脂肪の流れをスムーズにして、肝臓に脂肪がたまらないようにする働きがあります。コレステロールの流れも良くするので、動脈硬化を予防します。また、細胞膜を構成するリン脂質(ホスファチジルイノシトール)の大切な成分です。働きは健康な髪を維持し、抜け毛を防いだり、湿疹を予防したりします。
不足すると抜け毛、湿疹、肥満、LDL増加、成人の慢性疾患などをきたしたりしす。多く含まれる食品には、オレンジ、スイカ、メロン、グレープフルーツ、モモなどがあります。
●PABA(パラアミノ安息香酸)
葉酸を構成する成分の一つで、体の中で葉酸を合成するときには欠かせない物質です。 不足すると疲れやすく、貧血や皮膚が弱くなり、毛髪が抜けやすく、シワが出やすくなります。大量の摂取では不快感や吐き気など出ることがあり、とりすぎには気をつけなければなりません。多く含む食品には、レバー、鶏卵、牛乳、玄米、小麦胚芽などがあります。
●ビタミンB13(オロット酸)
水溶性のビタミン様作用物質です。葉酸やビタミンB12の代謝を助ける働きがあります。肝臓障害を緩和や抗加齢効果があると考えられています。働きや欠乏症についてはまだ研究途上の物質で、所要量も決められていません。多く含まれる食品は根菜類、小麦胚芽、ビール酵母などがあります。
●ビタミンB15(パンガミン酸)
水溶性のビタミン様作用物質です。ビタミンEに似た抗酸化作用があり、ビタミンAやEといっしょにとると効果的といわれています。細胞の寿命を延長したり、肝臓の機能を高めて、解毒作用を高めたり、肝硬変の予防、疲労回復、免疫能力の向上などの働きが期待されます。
不足すると肝機能低下、免疫力の低下などがあります。多く含まれる食品には無精白の穀類、かぼちゃの種、ごま、ビール酵母などがあります。
次回はこれまでのおさらいとして、なぜミネラルとビタミン類が必要かを考えてみましょう。
ビタミンの仲間・ビタミン様作用物質37
- 2007.10.05 Friday
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- 18:36
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- by Dr.市川
ビタミンの仲間・ビタミン様作用物質 37
正式にビタミンと認められていませんが、同じような働きをする物質をビタミン様作用物質といいます。
●ビタミンP (フラボノイド化合物)
水溶性のビタミン様作用物質
フラボノイド化合物とはフラボン類(柑橘系の色素)、ルチン(ソバに含まれる)ヘスペリジ ン(みかんの袋と筋に多い、シトリン(レモンやライム特有の黄色い色素)などをいいます。 毛細血管の強化や強い抗酸化作用をもっています。
不足すると青あざ が消えずらい、歯ぐきからの出血をきたします。多く含む食品 は
みかん、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、さくらんぼあんず、そばなどがあります。
●ビタミンQ (ユビキノン、コエンザイムQ)
ビタミン様作用物質であり、体内で合成される脂溶性のビタミン。酸素とエネルギーの 供給をし、抗酸化作用、免疫細胞、白血球の活性化をおこないます。不整脈・心不全・ 浮腫・肝肥大などの解消をします。
不足すると心疾患、筋ジストロフィー、運動中の胸痛、突然死、歯槽膿漏などをきたします。多く含む食品は豚・牛レバー、牛肉、豚肉、もつ、かつお、まぐろなど。
●ビタミンU (キャベジン)
ビタミン様作用物質です。タンパク質の合成には核酸は不可欠ですが、その核酸をつくるのに必要な物質です。
不足すると胃が弱くなったり、潰瘍ができたときはその修復が遅れます。多く含む食品はキャベツ、レタス、セロリ、アスパラガスなどの野菜や、牛乳、鶏卵青のりなどです。特に野菜に多く含まれ、野菜嫌いの人は不足に気をつけましょう。
●コリン
体内でアミノ酸から合成される水溶性のビタミン様作用物質です。コリンは体内でアセ
チルコリンやレシチンの材料となります。アセチルコリンは血管を拡張させて血圧を下
げる神経伝達物質です。レシチンは細胞膜を形成する物質で、血管にコレステロールが
沈着するのを抑え、また、肝臓に脂肪がたまらないように働きます。コリンが不足する
と、アセチルコリンやレシチンができにくくなり、脂肪肝や肝硬変を引き起こします。
また、LDLコレステロール(いわゆる悪玉)の増加、動脈硬化、心疾患、脳卒中、高血圧
症、肥満、物忘れなどを来たします。最近アルツハイマーの患者さんにコリンが不足し
ていたことがわかり、脳の働きにコリンは欠かせないといわれています。多く含まれる
食品は豚・牛レバー、鶏卵、大豆、ささげなどです。
次回もビタミン様作用物質の続きをお話します。
正式にビタミンと認められていませんが、同じような働きをする物質をビタミン様作用物質といいます。
●ビタミンP (フラボノイド化合物)
水溶性のビタミン様作用物質
フラボノイド化合物とはフラボン類(柑橘系の色素)、ルチン(ソバに含まれる)ヘスペリジ ン(みかんの袋と筋に多い、シトリン(レモンやライム特有の黄色い色素)などをいいます。 毛細血管の強化や強い抗酸化作用をもっています。
不足すると青あざ が消えずらい、歯ぐきからの出血をきたします。多く含む食品 は
みかん、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、さくらんぼあんず、そばなどがあります。
●ビタミンQ (ユビキノン、コエンザイムQ)
ビタミン様作用物質であり、体内で合成される脂溶性のビタミン。酸素とエネルギーの 供給をし、抗酸化作用、免疫細胞、白血球の活性化をおこないます。不整脈・心不全・ 浮腫・肝肥大などの解消をします。
不足すると心疾患、筋ジストロフィー、運動中の胸痛、突然死、歯槽膿漏などをきたします。多く含む食品は豚・牛レバー、牛肉、豚肉、もつ、かつお、まぐろなど。
●ビタミンU (キャベジン)
ビタミン様作用物質です。タンパク質の合成には核酸は不可欠ですが、その核酸をつくるのに必要な物質です。
不足すると胃が弱くなったり、潰瘍ができたときはその修復が遅れます。多く含む食品はキャベツ、レタス、セロリ、アスパラガスなどの野菜や、牛乳、鶏卵青のりなどです。特に野菜に多く含まれ、野菜嫌いの人は不足に気をつけましょう。
●コリン
体内でアミノ酸から合成される水溶性のビタミン様作用物質です。コリンは体内でアセ
チルコリンやレシチンの材料となります。アセチルコリンは血管を拡張させて血圧を下
げる神経伝達物質です。レシチンは細胞膜を形成する物質で、血管にコレステロールが
沈着するのを抑え、また、肝臓に脂肪がたまらないように働きます。コリンが不足する
と、アセチルコリンやレシチンができにくくなり、脂肪肝や肝硬変を引き起こします。
また、LDLコレステロール(いわゆる悪玉)の増加、動脈硬化、心疾患、脳卒中、高血圧
症、肥満、物忘れなどを来たします。最近アルツハイマーの患者さんにコリンが不足し
ていたことがわかり、脳の働きにコリンは欠かせないといわれています。多く含まれる
食品は豚・牛レバー、鶏卵、大豆、ささげなどです。
次回もビタミン様作用物質の続きをお話します。
サプリメントとビタミンの効能についての話(続)36
- 2007.09.07 Friday
- -
- 18:57
- comments(0)
- trackbacks(3)
- by Dr.市川
サプリメントとビタミンの効能についての話(続)36
●ビタミンB12(シアノメコバラミン)
補酵素としてさまざまな反応に関与します。正常な赤血球の産生、神経機能の維持を
はかります。インスリン合成や脂質の代謝などにも関与します。不足すると神経過敏、
記憶・集中力の低下、動悸や息切れ、悪性貧血もおこします。
●ビタミンH(ビオチン)
補酵素として糖質・タンパク質・脂質の代謝に関与します。
白髪・ハゲ防止、肝機能を促進し、体重増加にかかわります。
不足すると筋肉痛、脱毛、疲労感、皮膚炎などを起こします。
●ビタミンC(アスコルビン酸)
コラーゲンの合成、筋肉・血管・皮膚・骨の強化に働き、過酸化脂質の生成を抑制
します。抗ガン作用にも関与します。
不足すると食欲不振、歯ぐきの出血、免疫低下や難病増加を来たします。
●ビタミンD(カルシフェロール)
骨形成にかかわります。カルシウムの吸収促進、骨の成長促進及び血中カルシウム
及びリンの血中濃度を調整します。紫外線により皮膚でコレステロールから合成され
ます。
不足すると腕やのどの筋肉のけいれんを来たします。くる病(ビタミンDの摂取・吸収あるいは利用が不十分なためにおこる骨の発育・骨化不全)を引き起こします。
●ビタミンE(トコフェロール)
細胞膜の酸化を防ぎます。過酸化脂質の生成防止及び老化を予防し、赤血球の溶血を
予防します。
不足すると更年期障害、早老、心疾患、冷え性、不妊、流産、ボケ、シミ、シワ、
肩こり、溶血性貧血などを来たします。
●ビタミンM(葉酸、プロティルグルタミン酸)
肝機能低下及び肝硬変の予防をします。免疫力の向上や生体の過酸化の抑制(抗酸化
作用)をはかります。
不足すると下痢、舌炎、白髪、脱毛、流産、大赤血球性貧血(悪性貧血)を来たしま
す。
●ビタミンK(フィロキノン)
血液凝固因子の生成や血中カルシウム濃度の調整に関わります。
不足すると鼻血が出やすい、頭蓋内出血を起こします。
次回は必須ビタミン以外についてお話します。
●ビタミンB12(シアノメコバラミン)
補酵素としてさまざまな反応に関与します。正常な赤血球の産生、神経機能の維持を
はかります。インスリン合成や脂質の代謝などにも関与します。不足すると神経過敏、
記憶・集中力の低下、動悸や息切れ、悪性貧血もおこします。
●ビタミンH(ビオチン)
補酵素として糖質・タンパク質・脂質の代謝に関与します。
白髪・ハゲ防止、肝機能を促進し、体重増加にかかわります。
不足すると筋肉痛、脱毛、疲労感、皮膚炎などを起こします。
●ビタミンC(アスコルビン酸)
コラーゲンの合成、筋肉・血管・皮膚・骨の強化に働き、過酸化脂質の生成を抑制
します。抗ガン作用にも関与します。
不足すると食欲不振、歯ぐきの出血、免疫低下や難病増加を来たします。
●ビタミンD(カルシフェロール)
骨形成にかかわります。カルシウムの吸収促進、骨の成長促進及び血中カルシウム
及びリンの血中濃度を調整します。紫外線により皮膚でコレステロールから合成され
ます。
不足すると腕やのどの筋肉のけいれんを来たします。くる病(ビタミンDの摂取・吸収あるいは利用が不十分なためにおこる骨の発育・骨化不全)を引き起こします。
●ビタミンE(トコフェロール)
細胞膜の酸化を防ぎます。過酸化脂質の生成防止及び老化を予防し、赤血球の溶血を
予防します。
不足すると更年期障害、早老、心疾患、冷え性、不妊、流産、ボケ、シミ、シワ、
肩こり、溶血性貧血などを来たします。
●ビタミンM(葉酸、プロティルグルタミン酸)
肝機能低下及び肝硬変の予防をします。免疫力の向上や生体の過酸化の抑制(抗酸化
作用)をはかります。
不足すると下痢、舌炎、白髪、脱毛、流産、大赤血球性貧血(悪性貧血)を来たしま
す。
●ビタミンK(フィロキノン)
血液凝固因子の生成や血中カルシウム濃度の調整に関わります。
不足すると鼻血が出やすい、頭蓋内出血を起こします。
次回は必須ビタミン以外についてお話します。
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